ネパール10|8日目 最終日

6時朝食。10時20分の飛行機でジョムソムを出発。

飛行機は2日間、風のため欠航していたらしい。今日は、風がないことを祈る。谷間の飛行場ジョムソムは、着陸が谷間を低空飛行でくるために、強風になりやすい午後は便がない。K氏は、もし、欠航した場合、ヘリコプターをチャーターするという。以後の予定のためには、そうしなければならない。この日は、飛行機が通常通りであった。帰りの予約ができなかったドゥルガ氏は、ロッジのおやじの顔で切符が手に入ったようだ。

飛行機は、次から次へと着陸しては、離陸するが、我々の待っている飛行便がなかなか来ない。暫くしてトゥルガ氏は「来た」と言った。我々は見つけることができない。はるか遠くの一点を見て、グルガ人の彼は確認した。恐るべき視力である。

数分後、我々は、飛行機を確認した。

我々は、アンナプルナ山郡を見ながら、10時40分ポカラに到着。

飛行場からドゥルガ氏の顔の利くホテルに荷物を預け、レイクサイドにお土産を買いに行き、カトマンズ便までの時間潰しをする。食事をして2時にホテルに戻る。

ホテルには、一人の日本人の女の子がロビーにいて、久しぶりに日本人に会えた、といって話しかけてきた。体格の良い、おかっぱ頭の、田舎の、大柄な健康優良児、と言った感じの子である。大学を一年休学して、2ヵ月の予定で、バングラディッシュ経由で、カトマンズに入り、そこで13日間アンナプルナ1周のためのガイドを350ドルで雇い、バスでポカラまで来たという。明日が出発だそうだ。

彼女の登山暦は相当なもので、北海道の名立たる山はすべて登り、この夏は日本アルプスの山々を登り、山でアルバイトをして資金を作ってきたらしい。渓流釣りが好きだそうで、竿まで用意してある。このポカラでは大物がいるそうで、トレッキングから帰ってきての楽しみにしているそうである。妙に明るく、人懐っこい、北海道の女性であった。帰りは、インドを回って来ると言っていた。

3時半頃、ホテルを出発し、飛行場に歩いて行く。カトマンズまで約30分のフライト。

5時頃、カトマンズのホテルフジに到着。シャワーを浴び、8時まで食事とショッピング。

カトマンズはネパールの大都市で、この国の問題が集約された街の様に感じた。

9時に飛行場へ。ミッドナイト便だが、2時間半の遅れ。航空待合室に入り、さらに1時間の遅れを知らされる。6時間も空港にいた事になる。

結局、日本時間午前3時半頃に離陸。上海にはとまらず関西空港に直行。アナウンスでは、上海は天候不順のためだそうである。遅れを取り戻す為にロイヤルネパールがよく使う手だそうである。

結局、1時間遅れの午後12時半に関西空港へ到着。5時まで羽田便がないそうで、またまた空港内ですごす。

 

おわり


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