ネパール04|4日目

午前10時30分の国内線でポカラへ。11時30分着。

空港ではアンナプルナ・トレッキングガイドのドゥルガ氏が待ち受けていた。

昼食をペワ湖のレストランで


荷物をホテルに預け、昼食をとるため、ペワ湖畔に行く。ペワ湖の島にある王族直営のホテルが見える。注文した料理が1時間経っても出てこなかった。ネパリータイム(nepaly time)が確かに実在する。

2台のタクシーでポカラ観光に出かける。午後1時30分。


⑤マチャプチャレ山(6993m)

ポカラの街が一望できる丘に登るが、マチャプチャレは曇っていて見えなかった。


マチャプチャレは曇って見えない


⑥ダビット・ホール

大量の川の水が一気に滝壷に消えてしまう、不思議な場所だ。アメリカ人のダビットさんがこの淵に落ちて消えて亡くなったので、この名前の地名になったそうだ。 



ダビット・ホールの入口では、土産物の露天商が、我々の持ち物で他愛のない物などと物々交換してください、と呼びかけていて面白かった。外国人の金銭感覚差を巧みに利用し、交換差金を請求するアイデア商売だ。

K君は、タクシーの運転手達から「ポカラの旧市街に行くのには半日コースのタクシーの料金には入っていない」と言われたので、これから一旦ホテルに帰り、新たにタクシーを拾って旧市街観光に行くという。一同はこれに同意した。私は、(ホテルに一旦帰るつもりで)すぐにタクシーに乗って待っていたが、さっきのタクシーの運転手が戻ってきて「そのまま旧市街に行く事になった」と私たちのグループに報告してきた。

我々は、その後の交渉がうまく行き、旧市街まで乗っていけるようになったのだ、と理解した。2台に分乗し、旧市街に向けて出発した。

途中、我々のおんぼろカローラはパンクして、先行車について行けなくなってしまった。若い運転手は「すぐ終わるから」と言って、簡単に対向車を止め、ジャッキを借りて、我々を乗せたまま、タイヤ交換を瞬時に終えてしまった。この運転手はおんぼろ車に慣れており、いつも修理をしているのだろう。遅れて、旧市街地についたが、先行グループは見当たらない。運転手は「ここが待ち合わせ場所に間違いないから、さぁすぐに降りて待って居てくれ」という。我々は、もう一台の車が来るまではダメだ、と拒否した。

しばらく待っても来ないので、おかしいと思い、我々は観光を断念し、やむなくホテルに帰ることになった。

旧市街


車はホテルへ向かって走った。ホテルで待っていれば、確実にみんなと合えると考えた。タクシーが新市街地の雑踏を通り抜けたところで、突然、運転手がこんな事を言い出した。「帰り道に別の観光地を見ていかないか?」おかしな事を言うヤツだな、と思った。「いいからホテルへ向かってくれ」と告げた。にもかかわらずタクシーは方向を変え、そして「ちょっと待ってくれ」と言い、急停車した。何事かと思ったが、先ほどのパンクしたタイヤを修理屋に渡すために寄り道をしただけであった。

車は再び走り出した。丘からは見えなかったマチャプチャレの美しい頂きがクッキリと車窓に映った。その景色に感嘆していると、視界に小走りに走るK君が飛び込んできた。一体どこへ走っているのだろう。とにかく会えてよかった。

タクシーの運転手は、待ち合わせ場所を勘違いしていたことに気がついて戻ってきたのだと言っていた。

漸く旧市街を皆で見ながら新市街地まで歩いていった。夕暮れ時の新市街地はにぎやかであった。この街には牛、犬の他に水牛が住んでいる。空気も澄んでいてカトマンズとは大違いだ。ポカラは落ち着いた良い街だと思う。


新市街へ

歯医者さん

ホテルに戻り、シャワーを浴びて夕食へ。

私の部屋の浴室は浴槽がなかった。しかもシャワーの出が悪く、ちょろちょろしか出ない。蛇口の方の湯は勢いが良い。中腰になって蛇口から勢い良く出る湯を直に楽しんだ。

夕食は湖畔にあるレストラン(イタリア料理店)に入った。オーナーは愛想が良く、研究熱心なお店であった。しかし、おいしいイタリアンを食べた事のない人が、どんなに工夫をしても、おおよそ違うものができてしまう。この国では、ダルバートかモモ、カレーを食べていた方が良さそうだ。

夕食後、ホテルの庭でネパール産のウィスキーを皆で飲み、明日の出陣の酒とした。

トーク・パル 加藤隆夫の趣味と雑記の『五感を震わす快楽』

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