2016.12.07 00:26骨酒08|イワナ解禁の朝ー星空に手が届くー 信州の渓流は、ほとんどが2月15日に釣りが解禁になる。釣り雑誌や旅の雑誌に、渓流が半分ほど雪で覆われた景色の中で、イワナ釣りをしている写真が載っていることがある。私をはじめイワナ釣りの初心者があこがれる風景である。しかし、現実には氷点下10度にもなるこの季節に沢に入るのは、地元...
2016.12.07 00:25骨酒07|25000分の1地形図 海・山釣りともに、釣ガイドマップ社が発行している「釣りの○○県」というマップ本がある。「釣りの長野県」という具合である。はじめての場所への釣行にはこのマップ本が欠かせない。と同時に渓流への釣行には国土地理院の25000分の1地形図が必需品である。1枚270円、3色刷り。全国がす...
2016.12.07 00:23骨酒06|山菜とイワナ「蕗(ふき)のとう」ということばは知っていたが、見たことはなかった。春、4月、信濃大町から美麻(みあさ)村の峠を越えて、善光寺平(長野市方面)へ抜けたことがあった。クルマの中で気骨ある地元出身のK法人課長が「ちょっとクルマを止めて」といってTドライバーにクルマを止めさせみんなで車...
2016.12.07 00:21骨酒05|「平の小屋」へは、とうとう行かれず今西資博(よしひろ)さんという、アウトドアのプロが書いた「平の小屋物語」という本がある。サブタイトルは’秘境黒部の職漁師三代記・黒部の自然とイワナよ永遠に’。「平の小屋」は、黒部ダムでできた黒部湖の上流部にある。黒部アルペンルートで黒部ダムへ行ったことのある方は、あのダムサイトか...
2016.12.07 00:20骨酒04|熊が出たウォルター・ウェストンは「日本アルプス」の命名者であり、日本アルプスで最初に登った山が常念岳だといわれている。信濃大町の山岳博物館には、当時、日本最初の山岳ガイドとされている上條嘉門次を伴って登山した写真や資料が残っている。イワナ釣りに行って、熊に出会ったのはこの常念岳の本沢であ...
2016.12.07 00:16骨酒03|尺イワナが釣れたイワナは十五センチ以下は放流することになっている。イワナ釣りについてのルールを少し話そう。残念ながら、今では,黒部の源流など山奥の川でないかぎり、天然のイワナは少ない。ほとんどの川に漁協があり、イワナも養殖した成魚や稚魚を放流している。したがって、イワナ釣りはタダではない。川(漁...
2016.12.07 00:13骨酒02|西蔵のマスター松本駅を降りると、美が原の王ヶ鼻に向かって東西に大通りが走っている。その道を300メートルくらい行ったところを左折し、さらに、200メートルほど行った右側に「西蔵(チベット)」がある。「西蔵」のマスターはほぼ四十歳前後の山男である。山男といってもいかつい大男ではない。むしろきゃし...
2016.12.07 00:09骨酒01|イワナの骨酒イワナ釣りをやる、というと半分以上の人が、イワナの骨酒ってうまいんですってね、と言う。魚釣りの好きな人は、おそらく、ほとんどが酒飲みだと思う。イワナを始めてまだ間もない頃、松本のTさんも「イワナの骨酒はうまいですよ。いつか上高地の嘉門次小屋へ行ったら、イワナの骨酒を1500円で売...